を読んだ。
引越し当初から、母の荷物と私たち夫婦の荷物が混在していた上に
介護の都合で一旦家を出て、また戻ったりで、なかなか家が片付かなかった。
母のモノや長期間所有しているモノを片付けるのには、なかなかエネルギーが要る。
大流行の『断捨離』も読んだのだけど、私にはしっくり来なかった。
なんでかなーとずっと気になってたんだけど、この本を読んでわかった気がする。
『断捨離』は捨てたり切り離してスッキリすることにフォーカスしていて 、
かたや『人生がときめく片づけの魔法』は、自分の心がときめくものを残し、大切に使おうという、「手元に何を残すか」にフォーカスしているのだ。
結果的には、不要なものを捨てて、身の回りをすっきりシンプルに整えることで、日々が軽やかに楽しくなりますよ、ということなのだけど。
なかなか家の整理に着手できないズボラな人ほど、この本で紹介している手法や考え方は合っていると思う。私がそうだから。
この本には、写真もイラストも登場しない。しかしながら、著者 近藤さんの生立ちや生き様に自分自身を照らし、手元に残したい本や洋服のことを考えると、自然と気持が明るくなって、捨てるためではなく、自分にとって大事なものをハッキリさせるために、片付けたいと思うようになる。
今週、指を怪我してパソコンのキーボードが打てず仕事が捗らなかったので、腹をくくって、4日間集中して片づけをしてみた。
家の中も私の心も、風通しがよくなったと思う。