花が届いた。
母がいた施設から。
今日は母の命日で、墓参りに行こうか迷ってたら、宅配便の人がきた。配達の時間指定は、母が永眠した時間に合わせてある。泣ける。
去年のちょうど今頃、天気もこんな感じの、気持のいい晴天だった。今日のこの日を覚えててしんみりするのは私一人だろうと思っていたので、とても嬉しい。優しい手でそっと背中をさすってもらったような心地だ。
死んだ人を悼むのは、死んだ人本人のためであり、同じくらいに遺された人のためなのだと、親の葬式を二度出してわかった。
自分以外の誰かがこの日を覚えてくれて、そっと気持をかたむけてくれる。
次の機会にはそんな誰かの側に静かに寄り添うことができたらと思う。
世の中は今日は「アイスクリームの日」だそうなので、今夜は母の好物だったラーメンとデザートにアイスクリームを食べようと思う。(これは手抜きの言い訳)