早いもので、娘が保育園に通ってもうすぐ丸2年。
娘の成長とともに、思い出いっぱい、楽しい保育園生活です。
そんな中、仕事目線で気になるのが、『在園児名簿』。
入園初年度は、職員の方々と全園児の氏名、住所、電話番号が入った名簿が配布されました。
「勇気あるなぁ~」というのが、私の第一印象。
園長は、
「個人情報保護の意識が高まり、賛否両論あることはよくわかっていますが、配布しないことの
デメリットの方が大きいと考えて配布します。取り扱いにはくれぐれも注意してください」と。
うんうん、そのとおり。個人的には、この考え賛成です。
しかし、事前に保護者に対して、名簿掲載への意思確認がなかったことと住所も載っていた
ことが気になりました。
私自身は、名簿に載ることも、住所が載ることも抵抗はありません。
むしろ、住所があった方が、年賀状出すにも、万一の時の対応にも、絶対に便利なはず。
でも、来年はどうなるんだろう・・・。
そして迎えた、昨年4月。
名簿は廃止されました。
職員のみ、住所と電話番号掲載。在園児はクラスと氏名のみ。
各クラスの緊急連絡網として、必要最小限の電話番号が配られました。
園長曰く、やはり、個人情報云々という声が強かったのだそうです。
これもやむなしだよな、と思って始まった今年度。
園では、秋に行事が集中し、クラスを超えて保護者が準備に当たります。
集合時間や諸連絡には、もちろん電話とメールが必須です。
昨年までは名簿に自宅の電話番号が載っていましたが、それがない今年度は
各自で連絡先を交換せざるをえません。
そして・・・。
あるお母さんが、数人の連絡先を書いたメモを落としてしまったのでした。
幸い、誰かが不快な思いをしたり被害を受けたりはしなかったのですが、
落としてしまった方は、それはそれは恐縮しておられました。
名簿を廃止せざるをえなかった園の立場はよくわかります。
保護者からの声の強さは察しがつきますから、
今年度廃止、は賢明な判断だったと思います。
同時に、名簿がなくなっても保護者間の交流がなくなるわけではないのです。
既に、この手のエピソードは、あちこちで聞かれますね。
一時の過剰感は鎮静化していますが、まだまだ根強い個人情報保護への過剰反応に
私自身は若干の違和感を覚えます。
『顔も名前もとにかく個人情報の類は一切出したくない』という気持ちも、
親としてわかるのです。
しかし、自分の身を守ることはもちろん大切ですが、本末転倒になってしまって
結果的に情報が漏れてしまっては、元も子もないはずです。
学校や保育園、地域での名簿作成、みなさんはどうお考えですか?